28歳サラリーマンが「サイドFIRE計画」を誓った日

はじめまして、「FIREしたい28歳サラリーマン」と申します。

まずは、この物語の主人公である僕自身について、少しだけお話しさせてください。

そんな、どこにでもいる僕が、なぜ人生を賭けた大きな挑戦を始めることにしたのか。
今回は、その始まりの一日について、お話ししたいと思います。

まず前提として、僕がサイドFIREを考えるようになったきっかけは、1度きりの人生を楽しみたいと思ったからです。

社会人になり5年が経過し、日々の働き方に疑問を持つようになりました。
本当に週5日働く必要があるのか、その時間があればもっと自由に時間を使える。
社会人歴が長くなるにつれ、お金より生活・心の豊かさを求めるようになっていました。

そんな誰もが思い付く甘い考えからこの計画はスタートしました（笑）
では、本題に話を戻しましょう。

ある週末の夜、夕食の片付けも終わり、二人でテレビを眺めていた時のこと。
僕は、意を決してリモコンの電源をオフにしました。

「なあ、ちょっと大事な話があるんだ」

僕の真剣な声色に、妻は少し驚いた顔でこちらを向きます。
心臓が、やけに大きく脈打つのが分かりました。ここから、もう後戻りはできません。

僕は、これまで一人で練り上げてきた計画を、すべて話しました。

まず、僕たちが39歳で会社員という働き方を卒業する「サイドFIRE」という目標。
そのための39歳時点での必要資金が、4,000万円であること。
そして、その資産を築くための、積み立てNISA、個別株投資、現金を組み合わせた、僕なりの戦略。

妻は、僕の言葉を一つ一つ、静かに聞いていました。ゴクリ、と喉が鳴ります。
そして、僕は一番言いにくかった、もう一つの秘密を打ち明けました。

「…実は、僕には、隠していた資産があるんだ」

僕は、これまで妻に「貯金はほとんどない」と伝え、ギリギリの生活をしているように見せていました。それは、半分本当で、半分嘘でした。

4年前に始めた僕個人の積み立てNISAには、
元本200万円に加えて80万円もの利益が乗った、合計280万円の資産がありました。

本当はこのお金は、いつか自分のために使おうと思っていました。
でも、本気で家族の未来を変えたい、サイドFIREという途方もない夢を現実にするには、この「個人の資産」を「家族の夢」のために使う覚悟が必要だと、そう思ったのです。

僕は、この挑戦への本気度を伝えるため、すべてを正直に話しました。

長い、沈黙でした。呆れられるだろうか。それとも、怒られるだろうか。
僕の頭の中を、様々な不安が駆け巡ります。

やがて、彼女はゆっくりと口を開きました。
「…なんだ、貯金あったんだ。よかった、安心した」

予想外の言葉でした。
僕が想像していたどんな反応とも違う、その一言に、僕は拍子抜けしてしまいました。

続けて、彼女はこう言いました。
「リスクがあるのは怖いけど…でも、そこまで本気で考えてるなら、ありかもね」

正直、僕は一人でこの挑戦を進めることの限界も感じていました。
もちろん今の給料は、普通の生活を送るのに不自由はありません。
でも、サイドFIREという大きな目標を目指すとなると、
とても僕一人の力では足りないと感じていたのです。

その瞬間から、僕の個人的な野望は、僕たち夫婦の共通の夢に変わりました。
目の前の霧が晴れ、一本の確かな道が見えた気がしました。

というわけで、今日からこの挑戦は、僕一人のものではなくなりました。
僕たち夫婦だけでなく、このブログを訪れてくれた皆さんとの物語です。

そして、皆さんへの約束として、
「僕は、すべてを包み隠さずこのブログで記していく」ということを、ここに誓います。

その最初の約束として、次回の記事では、僕たち夫婦のリアルな「現在資産の内訳」および、目標4,000万円への「サイドFIREへのロードマップ」を、正直に公開します。

このブログは、「僕たち夫婦」のサイドFIRE達成までの、オープンな記録になります。

改めて、私は11年後の39歳でサイドFIREをします！
このブログは、28歳サラリーマンのサイドFIREまでの資産形成の記録です。

ごく一般的な28歳の夫婦が力を合わせれば、どんな大きな目標も達成できるはず。
その証明を、このブログでしていきます。

僕たちの挑戦が、同じように未来を考える多くのご夫婦やカップルの、小さな希望になれたら嬉しいです。

これから、僕たち夫婦の挑戦を、どうぞよろしくお願いします。

FIREしたい28歳サラリーマン👨‍💼

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